インタビュー

「いい仕事」を信条に、オール電化と空調設備を推進 その名の通り、近畿一円をカバーする

少数精鋭の仕事人!サービス重視で信頼集める「街の電気屋さん」

インタビュアー:藤崎 奈々子さん

藤崎奈々子写真

藤崎
こちらでは、住まいのオール電化を推進していらっしゃるそうですね。代表的な施行例にはどのようなものがありますか。
畠中
主にはエコキュートや床暖房などの工事です。
藤崎
パンフレットなどで見ることはありますが・・・。具体的にはどのようなことをするのか、くわしく教えていただけますでしょうか。
畠中
自然冷媒(CO2)を使用し、空気の熱を利用してお湯を作り、そのお湯を家庭に引き込んで台所やお風呂で使う装置、それがエコキュートです。オール電化というのは、湯沸しも調理の加熱もすべてガスを使わず、電気だけにするプランです。
藤崎
オール電化を採用する家庭は多いのでしょうか。
畠中
だいぶ増えてきています。高齢者のご家庭ではガスを使うと危ないですからね。ガスレンジでは、鍋を火にかけて少し話し込むだけでも火事の恐れがありますが、電気プレートならある程度過熱すると自動的に消える機能がありますので安全なのです。
藤崎
電気でも小さい子が触ってやけどをすることはありませんか。
畠中
昔の電熱器と違いIHのプレートは鍋を置いて初めて電気が通るので、何も置かない状態では熱くなりません。
藤崎
それはいいですね。新築ならオール電化を取り入れることもできるでしょうが、リフォームの場合でもできますか。
畠中
はい。システムキッチンそのものを替えることもできますし、ガスレンジ部を取り替えることも可能です。ただし、IHにしただけでオール電化とは言いません。IHとエコ給湯、又は床暖房など、ふたつ以上を組み合わせてオール電化となるのです。深夜電力4KW以上使用する場合、電気代もかなりお安くなりますよ。
藤崎
つまりガスと電気を併用するより、オール電化にする方が電気代は安いということですか。
畠中
そうです。安全性の面からも今はオール電化のマンションが増えていますね。
藤崎
私の家はお風呂もヒーターもキッチンもガスですが、それらを全部取り替えるとすれば、どのくらい費用がかかりますか。
畠中
場所によりますが、たとえばエコキュートは定価で60〜70万、IHでは30万円程度です。それに工事費がかかります。
藤崎
初期費用がかかっても、電化にする方が電気代は安くなるから最終的には経済的だということですね。
畠中
加えて最大のメリットは安全性と高齢化への対応です。
藤崎
オール電化のほかに、主力のお仕事はありますか。
畠中
メインは、クーラーや換気など空調の工事ですね。いまも病院の電気工事から空調設備の設置までを引き受けています。新規設置だけでなく、既存のクーラーの洗浄もしております。
藤崎
私は犬を飼っていますので、年に1度はクリーニングをお願いしています。
畠中
ペットがいるとニオイもつきますのでいいことですね。アレルギーの原因になるカビも、特殊な薬剤で洗浄するときれいに落ちますよ。
藤崎
このお仕事をされた当時と今と比べて、人々の生活は変わったとお思いですか。
畠中
空気清浄機などの普及により空調機の性能が上がり、生活水準もたいぶ上がったと感じますが、あまりに菌を取り除き過ぎて、今の子どもたちの菌に対する抵抗力が弱くなってしまうのではないかと気になります。

インタビュー写真

藤崎
たしかに除菌はしすぎない方がいいそうです。今後始めたいことなどがありましたら教えてください。
畠中
まずは従業員をもう2〜3人増やして、隠居したいですわ(笑)。事務員がいませんので、事務仕事も自分でしますからそちらに専念できればいいですね。現場を任せられる人を育てたいです。
藤崎
ぜひいい人材を見つけてください。本日はありがとうございました。